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議事録


第12回病院・薬局実務実習地区調整機構 委員長会議議事録
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日時 平成18年11月8日 午後1時30分〜4時30分
場所 共立薬科大学3号館11階1103会議室
出席者 (敬称略)
松原和夫 (北海道地区調整機構)、竹下光弘(東北地区調整機構:代理)、宮本悦子(北陸地区調整機構:代理)、緒方宏泰(関東地区調整機構)、伊藤達雄(東海地区調整機構)、掛見正郎(近畿地区調整機構)、吉富博則(中国・四国地区調整機構)、原千高(九州・山口地区調整機構)、森昌平(日本薬剤師会)、矢後和夫(日本病院薬剤師会)、関口久紀(日本病院薬剤師会)、望月正隆(薬学教育協議会)、辻章夫(薬学教育協議会)、井村伸正(薬学教育協議会)、百瀬和享(中央調整機構)、高見功(文部科学省高等教育局医学教育課)、関野秀仁(厚生労働省医薬食品局総務課)

 会議開始に先立ち、委員長より今回は各地区調整機構、特に近畿地区調整機構の活動状況を自治区活動の参考にしていただくことを目的に開催したとの挨拶があった。また、文部科学省より高見専門家、厚生労働省より関野企画官の出席をいただいていることが報告された。


1. 理事長報告
  望月理事長より、これまでに7団体を訪問し、実習生受入について理解を求めたことが報告された。訪問先(予定を含む)は以下の通りである。
<訪問済み>
国立病院機構、医政局国立病院課、全日本病院協会、日本病院会、日本医療法人協会、日本精神科病院協会、全国自治体病院協議会
<訪問予定>
日本薬剤師会、日本病院薬剤師会、労働基準局労災補償部労災管理課、労働者健康福祉機構、文部科学省高等教育局医学教育課大学病院支援室、全国医学部長病院長会議、日本病院会常務理事会
  今後は、各地区調整機構が主体となって自地区内の関連団体に挨拶回りをする予定である。訪問先リストは厚生労働省医政局へ問い合わせることとなった。また、近畿地区調整機構が訪問に係わるマニュアルを作成しているので、全国版として提供していただく予定である。
2. 日本病院薬剤師会報告
  森常務理事より、6年制長期実務実習へ向けての日本薬剤師会としての今後の取り組みについて、以下の報告があった。
  平成22年4月までに、薬局実習受入体制整備の三本柱として、人材の養成、受入施設の整備、および調整システムを確立する。平成21年7月に文部科学省へ提出する資料には調整機構と協力して作成する。薬局実習は、基本的には現時点の4年制実務実習を発展させる形となる。なお、受入施設の要件として、保険薬局であること、一般用医薬品および医療機器等の関連商品を販売していること、訪問薬剤管理士等の届出薬局であること、麻薬小売業の免許を有すること、賠償責任に加入していることについて吟味する予定である。人材の養成は、日本薬剤師研修センターと協力して計画的に実施したい。エリア方式は、漢方製剤、薬局製剤、学校薬剤師など、1薬局でカバーできない項目を解消する。
  森常務の説明に対して、グループ実習は薬局密度が低い地域での実施は困難ではないかとの指摘、タスクフォースの養成計画についての質問があった。
3. 病院薬剤師会報告
 
矢後常務理事より、受入病院に係わる調査報告(Ver.4)が報告された。調査は、100床以上の病院に対して、各期別受入人数、大学直接と調整機構を介して受け入れている学生数、受入に施設長(病院長・理事長)の承諾の有無について行った。調査対象病院は4,712施設、回答は3,042施設(回収率64.6%)であった。受入延べ人数は11,570名であった。施設長の了解のもとに寄せられた回答数は2,012施設であった。
  調査結果に対して、北海道、北陸、近畿、中国・四国および九州・山口地区より全て調整機構を介して実習をしているが大学が直接契約していると受け取られる結果が表れているとの指摘があった。病院側は、回答に際して調整機構経由であるかの認識が不十分なため正確さを欠いたとの指摘があった。
  本調査結果は、調整機構あるいは大学が病院訪問をする際の資料として活用すること、今後は調整機構が受入病院に係わる資料を一元管理すること、日本病院薬剤師会としての受入病院に係わる調査は今後行わないことが確認された。
  調整機構は、学生の実習先調整に先立ち、調整機構経由の有無にかかわらず確実な実習可能人数を把握する必要があるが、大学が病院と直接契約している実態が不明のために、調整機構の活動に多大な支障を来している地区の存在が指摘され、当該地区はこの点を早急に明らかにすべきとの指摘があった。更に、学生が直接契約している病院で実習する場合も、その内容を調整機構が確実に把握できる状況にすべきであるとの強い意見がだされた。
  また、受入施設へ実習モデル・コアカリキュラムの内容を周知するためには、東海地区で作成している資料「逆引きモデル・コアカリキュラム」を全国版として提供を要請した。
4. 各地区調整機構の活動状況
1) 北海道地区調整機構 報告:松原 和夫 委員長
  今年度は、4年制および6年制対応のために連絡会議やワーキンググループなどの細かな実働部隊を整備し、これらは現在、稼動中である。また、病院薬剤師会および薬剤師会に諮問して6年制のコアカリキュラムの中身、病院独自で出来ること、薬局で実施すべき事などを分類し、現在の4年制の実習の中で、その実効性を吟味した。現実的には、各施設で全部やってほしいということすら出来ていないことが判明したため、受入施設に対してはこれから指導に入っていく。
  シミュレーションは、現在作業中で、12月の中旬には終了の予定である。ワークショップは7月と11月に旭川と札幌で実施した。12月に再度札幌、2月に函館、合計4回を計画している。タスク養成もその中で実行している。ワークショップ、ビデオ講習会等はすべて調整機構が主催しており、そのため、実習調整費用として学生1人当たり2万8000円を徴収している。
2) 東北地区調整機構 報告:竹下弘光教授(仲川委員長代理)
 事務局を東北薬科大学薬剤学教室内に設置した。調整機構の下にワークショップ小委員会、病院小委員会などを置いた。ワークショップは、今年度は3回実施し、来年度に4回を計画している。
3) 関東地区調整機構 報告:緒方 宏泰 委員長
  関東地区所在の薬科大学・薬学部入学定員は約5,000名であり、関東地区調整機構は6年制実施には全員が実習可能となるよう準備している。
  平成19年病院実習に向けて、4年制実習のために20床以上の病院に受入を要請した。その結果、642施設、延べ人数で4,460名が調整機構を介して受入可能となった。大学独自枠で実施する人数は約1,100名であり、合計5,560名の病院実習が可能となった。
  薬局は、平成19年度よりエリア制を導入することとなり、各エリア別受入人数を調査した結果、薬局実習は学生数より受入人数が大きいために実施には特段の支障がないことが判明した。
  現在、病院および薬局への次年度実習先割り振り調整を実施中である。ワークショップと講習会は、今年度、約3500名が受講した。経費は全てを調整機構が負担した。そのため、大学からは学生1人当たり2,000円を徴収した。
4) 北陸地区調整機構 報告:宮本悦子教授(宮本謙一委員長代理)
  北陸地区の特色は、所在する3大学のうち2大学が国立総合大学で付属病院を持っているため、病院実習に関しては北陸大学のみが調整機構を介して実習を行うことになる。また、北陸大学の学生は、金沢医科大学と福井大学で優先的に実習をさせてもらうことが了解済みである。
  各大学が中心となって各県に県薬剤師会、県病院薬剤師会等の協力により小委員会を作成した。福井県は、薬科大学がないために北陸大学が出席している。富山県は「大学連絡委員会」、石川県は「病院薬局実務実習推進委員会」と称して、現4年制と6年制に向けての取り組みについて協議を重ねている。
  北陸大学は、6年制の実習を北陸地区で完結することを目標に準備を進めている。教員の研修目的で、宿舎を石川県と福井県の県境近くに確保し、福井大学も利用可能とし、県内の大学病院等で薬剤師免許を持っている教員はまず最低1カ月間の研修をスタートした。
  ワークショップ等は来年2月に実施することで、現在、小委員会を立ち上げて準備を進めている。
5) 東海地区調整機構 報告:伊藤達雄委員長
  今年度は、調整機構委員会を2回開催した。まず、調整機構の下に5つのワーキンググループを置いた。現在は、病院薬剤師会、ブロック別、さらに小さなグループの集まりで勉強会を開いている。
  東海地区はこれまで実習施設に余裕があったが、新設校のために実習施設の掘り起こしが必要となった。
  なお、受入薬局は薬学生を受け入れることを示すプレートあるいは認定書を必要としているとの発言があった。このことについては、プレート等を店舗に表示することに対する問題等が指摘された。また、平成19年4月よりインターネットで全薬局の情報を提示し、その中で実習生受入情報を明示するとの情報があり了承された。
6) 近畿地区調整機構 報告:掛見正郎委員長
  近畿地区では、病院実習に関わる第一次シミュレーションを平成16年に実施した。第二次シミュレーションは、平成18年4月入学生(入学定員2,045名)の居住地を基に、日本病院薬剤師会が調査した受入病院についてさらに電話および面接で受入人数を確認し、実習施設の調整を行うことによって、その地域ごとの実習施設の過不足を明らかにすることを目的とした。
  まず、7月31日から8月8日までの間に、各大学が平成18年度入学生の出身地の学生一人一人に対して、どの病院で実習を希望するかを調査(ウェブ投入)した。これを第一次締め切りとした。その後、時間を置いて、定員を超過した学生、近畿地区以外のオブザーバー校生にウェブ投入を許可することにし、これを第二次締め切りとした。8月11日でウェブ投入を終了し、12日に調整機構担当者会議で集計した。
  その結果、大阪市内、大阪北部、特に神戸市内の受入施設が大幅に不足していることが判明した。そのため、多くの学生を大阪市内と大阪北部へ、兵庫県全体としては播磨地区およびその他(日本海側)へ移動させてみた。京都の場合は、府内である程度賄えた。滋賀県の場合は、一応余っている状態であるが、ここに立命館大学が進出すると余裕は無くなる。和歌山県は余裕がある。しかし、和歌山県全域を対象とした場合であり、近畿地区の学生が通学できる範囲と限ると掘り起こしが必要となった。
  薬局実習については、具体的にどの大学の学生がどの支部で実習するかについてシミュレーションを実施した。
7) 中国・四国地区調整機構 報告者:吉富博則 委員長
  平成18年の病院実習は、1〜4月に徳島文理大学と就実大学の学生207名が地区内・外で実施した。また、同時期に他地区学生が中国・四国地区内で実習した人数は、177名であった。5〜12月は、641名が自治区内(457名)および他地区(184名)で実習をした。また、地区外学生167名が中国・四国地区内で実習をした。昨年の661名に対して大幅に増加した。薬局実習は、地区内学生は590名、地区外は67名の計657名が中国・四国地区で実習した。なお、同地区の学生数は733名である。
  中国・四国地区では、独自に大学等より経費負担金等を徴収することになり、既に調整機構名で口座を開設した。大学の負担金は、学生1名あたり1.000円とした。
8) 九州・山口地区調整機構 報告者:原千高 委員長
  11月現在、病院実習を実施した学生数は、129名であった。他地区からは108名が実習をした。薬局実習をした学生数は291名、他地区からは112名であった。
  6年制シミュレーションのために10月末を目途に申し合わせ事項に則り、九州・山口地区8大学学生の実施希望地を調査した。本年12月までに病院薬剤師会と検討会を開催して実習受け入れの可能性を検討するとともに、大学間の調整が必要な地域については調整を行う予定である。今後、学生出身地を踏まえた詳細な配置を検討する。なお、6年制長期実務実習実施のために以下の申し合わせ事項を決めた。
(1) 第1および第2クールで実施する。
(2) 極力定員以内とする。
(3) 学生および教員の派遣費用などの経費を考慮し、学生の出身地が九州・山口地区以外および、大学が位置する地区の場合は、大学が位置する近郊の実習施設を利用して行い、九州・山口地区出身者で所属大学から遠方の出身者は、出身県で実習を行う。
 認定実務実習指導薬剤師養成事業は、県病薬剤師会および県薬剤師会主催で実施し、合計310名が参加した。
5. 経理について
  各地区調整機構事務局で経理処理を行う場合のマニュアル等についての説明があった。


以上

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